KCON WALKERケイコン社員のはんなりブログ
「ヨーロッパ視察(その3)」
社長室T.A
こんにちは。
暫くあいてしまいましたが、同じくオランダ国内にあります建築製品メーカーの[GEELEN BETON社]を見学させていただきました。プレゼンテーションにありますようにかなり大きなメーカーで、柱・梁を始めカーテンウオール、階段、バルコニー板、そして当社でもお馴染みのHPC床板など、建築用製品の総合メーカーです。事務所からは前回の[DE HAMMER社]と同じく、開放的で洗練された印象を受けました。
[GEELEN BETON社エントランス]
[おもてなしのアップルケーキ(ロゴマーク入り)]
[プレゼンテーション]
[オフィスフロアー(技術部)]
[技術部長]
それでは主だった製品を見ていきましょう。
[カーテンウオールの一種]
[構造部材]
[ナンバー入りカーテンウオール]
[ハーフプレキャストスラブ(HPC床板)]
[滑り止め付き階段]
[外断熱バルコニー]
[カラーバルコニー]
[プレキャスト トイレ]
[工場内部]
[木型工場]
[木型組立]
[外断熱用部材]
ヨーロッパの建築業界ではギリシャ問題等もあり、建設費圧縮のため、製品価格も以前よりコストダウンを求められているそうです。
当工場では鋼製型枠は少なく、ほとんどの製品が木型で製作されていました。機能面では外断熱工法に関する技術が求められており、中には空調設備や照明、音響を内蔵した製品もありました。また、HPC床板以外は“高流動コンクリート”で製作されていましたが、これはHPC床板が建築用製品では最も付加価値が小さい製品(約30円/㎏)であるとのことで、主にコスト面から“普通コンクリート”での製作となっているようです。その関係もあってか、製品の外観にも表れているようでした。機械設備に関しても、日本国内ではあまり見られない方法がいくつか採用されており、いずれ当社にも応用したいと思います。
その後、建設資機材の展示会のあと一路ベルギーに移動。いろいろな都市を見て回ることが出来ました。まとめという訳ではありませんが、現在ヨーロッパの一部では我が国発祥の技術である“高流動コンクリート”や経営方法が活用され広まりつつあることを誇りに思う一方、「プレキャストコンクリートでは、日本が世界一!」という意見も誤りではありませんが、あらためて海外から学ぶところがあることを実感いたしました。
関係者と社員の皆様にはこの場をお借りし御礼申し上げます、ありがとうございました。
*おまけ*
[アントワープにて:フランダースの犬発祥の地]
[ブリュージュにて:宿泊先のホテルから]
[ブリュージュにて:結婚式に遭遇、絵になりますね]
[ゲントにて:運よく年に一日のお祭りの日でした。]
[ブリュッセルにて:こちらもお祭り。]
FIN