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ABOUT

京都から紡ぐ

モノづくり紹介

歴史・文化を継承し、さらなる高みへ挑む。
京都発、ケイコンのモノづくり。

技術を紡ぎ、京都から全国へ高信頼性の製品・工法を提供しているケイコン。
時代の要請に応え、経済活動を支える高速道路の伸展や災害復旧対応など、
社会的使命を帯びたコンクリート二次製品や工法を開発してきました。
その代表的なモノ、それらを生み出す主な拠点をピックアップし、ケイコンのモノづくりをご紹介します。

社会基盤を支える日本初のL型擁壁
「ニューウォルコン」

「ニューウォルコン」
斜面の土を留める擁壁(ようへき)は、道路や宅地の造成に欠かせない壁状の構造物です。5m以下の斜面では施工に時間・労力のかかる石積みや重力式が主流で、高度経済成長下で工事需要が拡大するなか大きな課題となっていました。そこで1970年ごろ、ケイコンは施工の簡略化・スピード化を可能にする日本初のL型擁壁「ウォルコン」を開発。さらに急増する宅地造成工事に対応した「ニューウォルコン」へとバージョンアップさせました。
業界全体で日本の経済成長を支えようと、L型擁壁の普及を目指し、品質認証機関として業界団体による協会(現在の公益社団法人 全国宅地擁壁技術協会)の設立にも注力しました。
最新製品では大地震対応のⅣ型に進化させるなど、技術革新に挑み続けています。

国内初、高速道路に導入し全国へ普及
「円型水路工法」

「円型水路工法」
道路には排水機能が不可欠ですが、なかでも高速道路は雨天でも安全に通行できるよう集水機能の高い水路が必要です。ケイコンはフランスの円型水路工法を日本で初めて導入。コンクリートの中央にゴムチューブを入れ、コンクリートが固まった後にチューブを萎ませて中空を作る画期的な工法を高速道路で実施しました。さらに工場で部材を製造して現場で組み立てるプレキャスト化した製品も開発。施工性に優れ工期短縮が可能なことから、他社メーカーも参入して全国に普及しました。これを受け、ケイコンは先発メーカーとしての責任を果たすべく、高品質メーカーの業界団体である、円型水路協会の設立にも力を尽くしました。
現在はバリエーションを増やし、市街地や一般道路、駅前広場などさまざまな用途に向けた製品を開発・製造しています。

軽量化を実現し、トップシェアを誇る
「うらかたくん」

「うらかたくん」
1970年代、ケイコンは日本で初めての大型ブロック「SPブロック」を開発。大型化することで省力化・機械化施工を可能にし、SPブロックは全国に普及しました。裏型枠の施工を更に省力化、スピード化できる新たなブロックの開発に着手することに。
試行錯誤の末、樹脂製型枠を一体化するというまったく新しい発想の「うらかたくん」を生み出しました。重量を3分の2まで減らし、コストダウンに成功。災害発生時に大型トラックが入れないような道路を復旧するにあたり、この軽量化ブロックが貢献しています。今では大型ブロックの代名詞ともいえる製品に成長し、長くトップシェアを誇っています。

高速道路リニューアル事業の担い手
「クイック壁高欄」「EMC壁高欄」

「クイック壁高欄」「EMC壁高欄」
橋梁からの車の落下防止のため、高速道路などの橋梁の両側に設置されている壁高欄(かべこうらん)。強度の高いコンクリート製の壁は、現場打コンクリート製が多いのですが、近年始まった高速道路の老朽化によるリニューアル工事は工期が短く、プレキャスト化は必須です。そこで高耐久性施工のスピード化と取替の容易性をテーマに、ケイコンがゼネコン等と共同開発したのが「クイック壁高欄」と「EMC壁高欄」です。確かな技術力とこれまでの経験則を発揮し、開発に至りました。実車での衝突実験を行い、要求性能の証明もクリアしている高信頼性の商品です。

復旧・復興にフル生産で力を尽くした
阪神・淡路大震災

阪神・淡路大震災
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災。ケイコン神戸開発営業所も被災し、一旦、山陽営業所に避難しましたが、4月には神戸営業所を開設し立ちあがりました。
倒れた阪神高速神戸線、焼け野原の長田地区、寸断されたライフライン・鉄道・道路網、壊れたビルやマンションなど、早急な復旧が必要でした。そこで行政やコンサルタント、ゼネコンと昼夜を問わず打ち合せをし、必要な製品をフル生産。神戸営業所の社員をはじめ、全社員が使命感を持ち、被災地の復旧・復興に力を尽くしました。
また震災を教訓として、新たな製品も開発しました。地震が来ても壊れない防火水槽をテーマに、コンクリートと特殊な塩ビシートの2重構造の「マリン防火水槽」、道路の早期解放が可能で、高い耐久性を持つ「グレーチング付きロングU(KLU)などで、現在これらの普及に努めています。
拠点紹介

京都から全国へ広がるケイコンの拠点。
モノづくり、人づくりに力を注いでいます。

北は仙台から南は沖縄まで、日本各地に拠点を展開し、この国のインフラを支えているケイコン。
その代表的な拠点をピックアップし、それぞれの工場や事業所が果たす機能や職場環境なども併せてご紹介します。

大型で複雑な製品を作る高能力が自慢
「京都工場」

「京都工場」
工場敷地面積:36,400㎡  操業年月日:1961年12月1日  JIS認証:2008年6月取得  生産能力:60,000トン/年
役割
スペシャリストを配備した
高精度なモノづくり
大型プレキャスト製品や、個々に形状の異なる複雑な異形品の製造を担う工場です。この精度の高いモノづくりを可能にするのが、各工程の管理を担うスペシャリストの技術と協力会社の熟練の職人の技。大型製品を運搬するために30トンの大型クレーンや大型フォークリフトも備えています。
特徴
高速道路の出入り口が近く
タイムリーに全国へ
構内外注制度を採用し、製品製造の実作業は協力会社の方が担当。ケイコン社員はその管理を担います。工場のすぐそばに高速道路の出入り口があることから、関西エリアの現場へのアクセスが便利。出荷をタイムリーに把握し、日本全国へ着実に製品をお届けしています。
職場環境
エンジニアの腕を磨ける
設備が充実
工場で使用する試験室と研究開発を担う技術部が利用する作業棟を備えた「試験棟」、またコンクリートの品質安定を促す「水中養生槽」など、エンジニアにとって多様な経験が積める設備を備えています。最近は工場内の環境整備に力を注ぎ、誰もが働きやすい職場づくりを目指しています。

女性も活躍中の最新テクノロジー導入工場
「建築PC工場」

「建築PC工場」
工場敷地面積:19,423㎡  操業年月日:2005年9月16日  ボイドスラブ協議会認定工場  生産能力:130,000㎡/年
役割
建築PC部材や周辺部材を
受注生産
京都工場と道路をはさんで向かいに建つ工場。ハーフプレキャストコンクリートのスラブ板を中心に、建築構造物に納める多様な製品を製造しています。マンション、学校、病院の床やバルコニー、階段など、建築物に欠かせない身近な部材を受注生産しています。
特徴
ロボットを導入した
半自動化ライン製造
完全受注生産を可能にするスマートな製造ライン。ロボットを導入した半自動化ラインで効率的な生産が強みです。熟練の職人による技と最新テクノロジーを融合した製品を製造しています。
職場環境
女性が働きやすい職場を
目指した創意工夫
「女性が働きやすい工場を目指す」というコンセプトから誕生した工場です。実際に3分の1が女性社員です。きめ細かく、丁寧な仕事を間違いなくというモノづくりで、お客様から信頼をいただける高品質な製品を製造しています。

ビジネスの源流。
お客様へ技術力を発信する

「大阪事業所」

「大阪事業所」
役割
営業活動×技術提案の
2つの機能をフルに発揮
「大阪営業所」と「Pca技術提案部」の2つの部署があり、お客様への営業活動と技術営業を担っています。仕事の流れとしては、Pca技術提案部が設計会社様に対して製品・工法の提案・アプローチを行い、設計会社様から行政への提案が採用されると正式発注へ。それを受けて営業担当者が対応し、工場からお客様へ製品を納めます。事業の源流となる重要な役割を果たしています。
特徴
精鋭の設計部隊が集結。
全国のお客様に提案
Pca技術提案部は全国に拠点がありますが、この大阪事業所が本部機能を果たし、技術提案部署として東京から福岡まで全国のお客様を網羅しています。強みは精鋭設計部隊による高い提案力です。ケイコンならではの多様な製品・工法を組み合わせ、お客様の課題を解決するベストなご提案を行い、新しいお客様の開拓にも取り組んでいます。
職場環境
大阪都心の新オフィス。
川と緑のある快適環境
2020年6月に京阪電鉄・JR「京橋駅」から徒歩3分の新しいオフィスに移転。出張が多いPca技術提案部や関西エリアの各お客様を担当する大阪営業所のメンバーにとっては、アクセスがとても便利になりました。本社と同じ最新のオフィス家具を採用した快適空間。大阪城に近く、川と緑のある恵まれた環境です。