KCON WALKERケイコン社員のはんなりブログ
ヨーロッパ視察(その1)
社長室T.A
こんにちは。
9月中旬にオランダとベルギーに行って参りましたので、出張報告も兼ねて掲載します。
オランダのスキポール空港には成田空港発ロンドン経由にて約13時間で到着。気候は秋口といったところでしょうか、とても快適でした。高速道路にはお馴染みのPGFや遮音版が延々と続きます。
[オランダの高速道路]
ということで、最初にお世話になりました「DE HAMER社」。
社有車にプリントされた社名の下に“Hart voor beton”とありますが、アイ・ラブ・コンクリートといった意味でしょうか?(betonはコンクリートの意)。星形のロゴマークは同社の主力製品である“コンクリートパイプのスターになりたい”という理由からデザインされたそうです。ロゴマークと同じく、社屋はご覧の通り同業社とは思えない洒落た感じです。社名の意は想像してみてくださいね。
[DE HAMER社 本社エントランス]
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プレゼンテーションの開始−
海外の企業や大学を視察させて頂くと、必ずと言って良いほどプレゼンテーションの時間が用意されています。今回はありませんでしたが、訪問者である我々も紹介を兼ねたプレゼンテーションを求められることがありますので、その場でお互いの印象が大体決定します(昨年訪問した北アイルランドもそうでした)。今回ご用意頂きましたプレゼンテーションも大変明快な内容でした。
[会議室]
[社長さん]
[商品構成/ton数]
[商品紹介]
[顧客層イメージ]
[経営戦略]
[ISO26001]
[PDCA]
[5S!]
同社は土木用製品の会社ですが、オランダのコンクリート製品メーカーとしてはトップスリーの企業規模で、コンクリート製品以外の商材と合わせて年商は約170億円とのこと。近年同国ではM&Aによる集約化が進んでおり、同社も実施企業のひとつです。同国では西暦2000年初頭、日本の技術である高流動コンクリートを導入し、影響力のあるメーカー5社により発注者に働きかけて標準化に努めた結果、従来の即時脱型方式から高流動コンクリートによる製法が拡大したとのことです。また、上記のプレゼンテーションの通り、日本の代表的企業であるトヨタ自動車の経営手法を多くの製造業が取り入れており、コンクリート、経営の両方で日本の技術がとても役に立っているとのことでした。これは我々日本人にとって、とても誇らしいことですね。
また、日本では馴染みが薄い[ISO26001]の導入を始め、社員さんの精神的満足を重視した経営をされており、上記の[PDCA]は日本で一般的に目にするPDCAではなく、その要素が盛り込まれていました。
次回(工場)に続く。