四国営業所　S.T

 

山などの急勾配の斜面に敷設され、鋼鉄のロープで引っ張り上げられて進むケーブルカー。

ガタゴトと音を立てて進むその姿は愛嬌たっぷりで、どこか懐かしさも感じさせる。

　自動車の普及に伴い、廃線になってしまった路線も多いが四国ケーブルが運行する高松市の

屋栗ケーブルは今も現役で走り続ける四国地方唯一のケーブルカーです。

　市中心部から車で約20分の五剣山の麓。1両編成の車両に乗り込むと、約4分で四国八十八

ヵ所の札所、八栗寺のある山上に到着する。

四国霊場八十八か所が開創から1200年を迎えた今年はお遍路さんの利用が多いそうです。

　現在の車両は1964年デビューで、今年で50周年を迎えます。長年愛され続けてきたレトロ

車両は次の50年に向け今日も走り続ける。

　皆様も一度は乗ってみてはいかがでしょうか。