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KCON WALKER

工事現場

スリップフォーム工法の作業手順 (2011/10/21)

10回目
建設事業部の山さん


いやいや、かなりのご無沙汰振りです。

 
 スリップフォーム工法が採用される事が一番多いのがトンネル内です。そして設計会社さんから経済比較として問い合わせを頂く一番多い物件もトンネルです。
 前回水路の比較として使う工法であれば3種類あるということを書きましたが、実際比較されているのはコンクリート2次製品数種類とスリップフォーム工法が多い様です。そしてスリップフォームの円形水路は1本いくらくらいになりますか?という問い合わせもまだまだ途絶えません…。
 

さて、ここでよく聞かれるのが、スリップフォーム工法は一体どういう流れなのだ?
と、集水桝はどうなるのだ?この2点です。
標準的な基本の流れは以下になります

(1)センサーを設置
(2)掘削・床付け
(3)予備走行(機械を空で走らせることで、モールドに干渉するようなものが無いかどうかを確認します。)
(4)鉄筋配置
(5)生コン打設
(6)集水桝部分撤去・端部仕上げ
(7)後日集水桝施工


このような流れですね。写真で見ると分かりやすいので載せておきます。

(1)センサー設置
スリップフォームセンサー


(2)掘削床付け
(3)予備走行
スリップフォーム予備走行


(4)鉄筋配置
スリップフォーム鉄筋配置


(5)生コン打設
スリップフォーム生コン打設


(6)集水桝部
スリップフォーム集水桝部
スリップフォーム集水桝部


これでスリップフォーム工法での円形水路の出来上がりです。
この流れが基本となり、現場毎の条件に合う様に適したモールドを選択し、また改造を行って現場に適合させていくわけです。


次回は、最近、当社の機材センターで新しいことを色々試しているみたいです。そこから何か報告したいと思います。