KCON WALKERケイコン社員のはんなりブログ
人々の暮らしと文化の調和
	九州営業所 T.W
	
	円型水路は各現場で広く扱われている製品ですが、今回の様に少し改良を加える事によりさまざまな現場で活用できます。
	
	今回は福岡県八女市の現場をご紹介させて頂きます。
	
	円型水路の上面にインサートを設け、嵩上げグレーチングを取り付ける事により、天端にアスファルト舗装を重ねて使用できます。
	町の景観を害する事なく、舗装面は水の呑み口しか見えません。(業界以外の人はまさかこんなコンクリートの塊が埋まっているとは想像つかないでしょう)
	
	こんな製品が埋まっています。
	↓
	
	
	アングル・グレーチングを上面に取付けます。
	↓
	 
 
	↑施工完了後写真
	
	拡幅工事によってカマボコ状路面の修繕だけではなく、雨水排水を円滑に行い、周辺住民、歩行者の安全性向上にも役立ちます。
	
	現場に製品を納めていた時は気づきませんでしたが、八女市の工事計画によると、明治中期の道路幅が分かるようにアスファルト舗装が色分けされており、円型水路の水呑み口のラインが昭和初期の道路幅を表わしてしているようです。
	
	円型水路がその町の歴史を伝える文化の一部になっていたとは...
	今後も地域の特性を生かす仕事にご協力出来れば幸いです。
	
	九州では、PGF・監視員通路縦壁付くけい水路・saveが主要製品ですが、今回はあえて、人々の暮らしと文化の調和が図れた施工現場を紹介させて頂きました。