KCON WALKERケイコン社員のはんなりブログ
大臣認定L型擁壁『ニューウォルコンIV型』のご紹介
技術部 TT
ホームページでは一足先にご紹介させていただいてましたが・・・
「宅地造成等規制法」の改正にともない、大規模地震動に対応した宅地用の大臣認定L型擁壁『ニューウォルコンIV型』(擁壁高さ1m〜3m)を開発しました!
この場をお借りして、概要を説明させていただきます。
◆宅地造成等規制法の改正とは?
1995年の阪神淡路大震災や2004年の新潟県中越地震では、谷や沢を埋めた造成地でがけ崩れや地すべりなどが発生し、多くの宅地に被害が発生しました。
このため国は「宅地の耐震化」に本格的に取り組むべく、平成18年に「宅地造成等規制法」を改正しました。
耐震対策として、建築物等の供用期間中に1〜2度程度発生する一般的な地震動(中規模地震動:震度5程度)と、発生確率は低いが直下またはプレート境界で発生する地震を想定した高レベルの地震動(大規模地震動:震度6〜7程度)の2段階の地震動が設定されました。
従来は「中規模地震動」に相当する地震動しかありませんでした。「大規模地震動」は今回の法改正で新たに設定されたものです。
◆ニューウォルコンⅣ型とは?
●宅地造成等規制法施行令第14条の規定に基づく国土交通大臣認定擁壁です。
認定条件の範囲内であれば計算の手間が不要で、申請の手続きを簡素化できます。
また、熟練工を必要とせず機械施工が可能ですので、現場打ちの擁壁に比べて大幅な工期の短縮ができます。
●製品の規格は、大きく分けて以下の2種類です。
『ニューウォルコンⅣ−1型』⇒中規模地震動(設計水平震度kh=0.20のとき安全率Fs>1.0)に対応した規格
『ニューウォルコンⅣ−2型』⇒大規模地震動(設計水平震度kh=0.25のとき安全率Fs>1.0)に対応した規格
いずれも擁壁高さ1m〜3mまで対応しており、コーナー用製品(90°、135°に対応)もご用意しております。
●製品高さのラインナップは、従来の250mmピッチに加えて100mmピッチも揃えております。従来の認定擁壁『ニューウォルコンⅢ型』に比べて、より経済的な規格選定が可能となります。
●前壁に表面化粧を施すことが可能です。様々な模様をご提案させていただき、景観を意識した街づくりに貢献いたします。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ニューウォルコンⅣ型の詳細については、最寄の営業所までお問い合わせください。