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KCON WALKER

工事現場

円形水路の比較について

建設事業部の山さん

暑い。
この間初めて知ったのですが、京都ってクーラーの取り付け率日本一なんですって。
確かに納得。私も全国いろんなところ行ってますが、九州とかは暑いんですが日陰に入ると結構涼しいのです。
 それに比べ、盆地の京都は日陰だろうがお構いなくまとわりつくような熱気が体を包んでくれます。
これはなかなかのものです。まっ、これが京都の特徴でもあるんですがね。

 さて、最近、設計会社さんからの問い合わせが非常に増えてまして、特にトンネル内での円形水路の問い合わせが増えてます。非常にありがたいことです。感謝。
 そんな中、スリップフォーム工法で発注して頂いている物件の中には、詳細図が昔の型枠施工の図面だったり、鉄筋が直筋と加工筋を組み立てる設計だったりとまだまだ広報活動が足らないナァと、力不足を覚えるところでもあります。

 トンネル内の円形水路では主に3つの工法が考えられます。
1.スリップフォーム工法
スリップフォーム工法

2.プレキャスト
プレキャスト

3.現場打ち型枠
現場打ち型枠

上記の3工法の積算として、スリップフォーム工法においては協会から標準積算マニュアルが出てますし、プレキャストは基礎工・据付費・製品単価ですし、型枠は型枠・鉄筋・生コン打設・生コン費です。

ただ、スリップフォーム工法標準積算マニュアル内においては見積りによる項目が何点かあります。これは要問い合わせです。

ざっくりですが、施工距離1,000m以上ですと、スリップフォーム工法は型枠による現場打ち施工やプレキャストよりも大抵安くなります。しかし、地域差が大きく、生コンが非常に高価な地域や、プレキャスト製品が安い地域等では一番安くならない事もあります。
生コンに関しては、常に現地の生コン価格を調査してください。と、お願いしています。ホントに、隣町に行けばm3当り3,000円くらい違うことがざらですから。
また、施工条件によっても大きく変わりますので、物件毎に積算しなければなりません。
つくづくこれが重要だと感じます。。。

次回は施工の流れと、施工時における問題点ををもう少し分かりやすく説明することにします。これがざっくり把握できれば設計段階での問題点も分かりますから。

ではでは。