KCON WALKERケイコン社員のはんなりブログ
~「試験練り」?それとも「試し練り」?~
機械施工部 I.H
コンクリートの配合を決める際に行う練り混ぜについて、「試験練りって言うのが正しいの?」
「いや、試し練りじゃない?」と話題になることがあります。
現場では昔から親しみを込めて「試験練り」と呼ばれることがまれにありますが、コンクリート標準示方書やJISでは「試し練り」という表現が使われています。
今回は、その“試し練り”がどんな役割を担っているのかを、少しやわらかくご紹介します。
■ 初めに
コンクリートの試し練りは、実際の工事で使うコンクリートの性質を確認する、とても大切な作業です。
うまく言葉にするなら、
工事がスムーズに進むかどうかを左右する、準備運動のようなもの
と言えるかもしれません。
とくに、コンクリートを連続して成形していくスリップフォーム工法では、
コンクリートの硬さや粘り具合が、施工のしやすさや仕上がりに大きく影響します。
少しの違いが、施工の難しさにつながることもあるため、事前の確認が欠かせません。
■ 試し練りで行うこと
試し練りでは、実際の施工をイメージしながら、コンクリートを練り、その状態を確認していきます。
◎ 配合を考える
まずは、強度や施工方法に応じた材料や配合を検討します。
どんな場所で、どんな方法でコンクリートを使うのかを想像することが大切です。
◎ コンクリートを練ってみる
考えた配合で、実際にコンクリートを練ります。
ここでは、数字だけでなく、
•まとまり具合
•骨材のかみ合わせ
•締固めたときの感触
など、目で見て、触って感じる部分も重要なポイントになります。

絶賛練り混ぜ中

いい感じかな?
◎ 状態を確認し、必要なら調整
「もう少し締まりがほしいな」
「自立性がもう少し良いほうがよさそう」
そんな感覚をもとに、材料の量や配合を微調整します。
この一手間が、実際の施工を大きく助けてくれます。
■ まとめ
こうして試し練りで決めた配合を使い、
実際の施工がスムーズに進み、
形も表面もきれいに仕上がったときは、やはりうれしいものです。
コンクリートは、配合や条件によって表情を変える材料です。
試し練りは、そのコンクリートと向き合い、
「この現場には、この配合がいちばんだね」
と話し合うための、大切な時間だと感じています。
これからも、ひとつひとつの試し練りを大切にしながら、
より良いコンクリート構造物づくりに取り組んでいきたいと思います。

完成しました