技術情報/コンクリート講座

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「コンクリート製品」とは?

1.コンクリート製品?
一般に、「コンクリート製品」のことを、「プレキャストコンクリート」と呼んでいます(以下、プレキャスト)。
これは、あらかじめ製作してから、現場で設置する構造物です。
それとは別に、現場でその都度、鉄筋・型枠を組み、コンクリートを流し込み、固めている工法があります。
この工法は一般的に、「場所打ち」または、「現場打ち」と呼ばれています。


2.プレキャストと現場打ち



(1)プレキャスト


①設置場所外で、中に鉄筋が組まれた型枠に、コンクリートを流し込んで製品を作ります。

②使用するときに、製品を現場までトラックで運びます。

③製品を設置します。

④仕上げます。




(2)現場打ち(場所打ち)


①現場で必要な鉄筋・型枠を組みます。

②コンクリートを流し込みます。

③コンクリートを固めます。(型枠は2~3日ではずし、養生期間は1~2週間程度必要)

④仕上げます。





プレキャストと現場打ちの長所と短所



  プレキャスト 場所打ち(現場打ち)
施工性 ○長所 重機の使用による据付作業なので効率がよい  
×短所 トラックや重機の入れない場所では使えない。 型枠組立て、鉄筋組立て、コンクリート打設、養生、型枠取り外し、と多くの手間がかかる。
生産性 ○長所 ひとつの型枠で何百個も製作できる。  
×短所   現場で使う型枠は使い回しても数回まで。
工期 ○長所 短期間(最短半日)
据付けてすぐに次の工程に移れる。都市部の道路工事など交通制限をしながらの工事では、プレキャストでなければできない。
 
×短所   長期間(最低2週間以上)
コンクリートの強度が出るまでは、土の埋め戻しなど次の工程に移れない。
品質管理 ○長所 工場で行き届いた管理がされているので、安定している。  
×短所   天候が急に変わって作業が中断したり、気温が下がってコンクリートの硬化に悪影響が出たり、交通渋滞などで生コンの到着が遅れてコンクリートが連続して打てなかったりする危険がある。
運搬性 ○長所   現場で作る為、材料を持ち込めれば、制限はない。
×短所 道路を運ぶのに、大きさ・重さに制限がある。しかし最近では、運べる大きさに分割して、現地で組立てる工法も考案されている。  
コスト ○長所   安価
直接かかる費用は比較的安価につく。
×短所 高価
工場製品として管理費用がかかる。(トータルコストでは安くなる事が多い。)
 
外観 ○長所 いろいろな化粧模様をつけたり、意匠を凝らせたり出来る。 現場で型枠を組めれば、どのような形でも作れる。
×短所 特殊な形状の所には対応が難しい。 現場で化粧型枠を使用して作る事も出来るが、限界がある。
性能 ○長所 高強度なコンクリートを使用するため、断面を薄く、軽くできる  
×短所   管理し易い標準的な強度のコンクリートを使用するため、断面が厚くなる。







3.コンクリート製品にはどんなものがあるか



(1)製品の一部が外部から見えるもの


水路関係擁壁関係、防護柵 etc


♪♪♪ 道路を歩いていて、周りを注意深く見渡して下さい!
多くのコンクリート構造物に出会えるはず!! ♪♪♪





(2)製品が地中に埋まって、外部から見えないもの


防火水槽ボックスカルバートetc